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環境を通しての保育の基本のキとは・・・

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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環境を通しての保育の基本のキとは。

環境を通しての保育が成り立ついわば前提は、それは保育室や廊下・テラスや庭の至る所が子どもが子どもの考えや感じにより利用できるようになっていることではないか。もちろん危険なところは触れてはいけない・入ってはいけないということが明示されて良いのだが、それ以外は子どもが見たり、聞いたり、触ったり、遊びに使ったりして良いとする。そして実際にそうしているし、どの空間でも子どもの遊びに発展に応じて子どもが立ち入り使っている。
時に見られるのは保育室で保育者のものらしいのが置いてあり、それは子どもが取っては行けないとか、ピアノがかなりを占拠して、でもそれは子どもが使えない。なぜか昔から絵が貼ってあるが誰も見ない。子どもの作品も時に応じてたくさん貼るようだが、子どもが眺める様子などない。隅に遊具などが積まれていたり、棚や箱に入っているが、自由に遊ぶはずの時間でもそれを出すのは保育者の許可がいる。
庭も同様である。遊び場所が制限され、使う道具が物置にあり、一々保育者に出してもらう。花壇があるが、花は見るだけで、触ったり取ってはいけない。
そういう状況だとつまりは保育環境の半分くらいが実は子どもが使う場になっていないのである。また掲示(つまりは壁だが)は子どもが見るべきものになっていない。あるだけ無駄なのである(むろん、保育者とひいては保護者に保育をしている気分とか子どもを大切にしている雰囲気とかを醸し出すということはあるだろう)。
その園のどの場もどの物も子どもが使って良いということとする。危ないところや例えば事務室などは立ち入ってはいけないと明示して、それ以外は使用可能とする。これが環境を通しての保育の第一原則だと思う。(より詳細は「幼児教育のデザイン」、「知的好奇心を育む保育」などを参照。)