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乳幼児こそ出会いと混沌と創発と逸脱と方向付けを可能にしていこう。

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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乳幼児こそ出会いと混沌と創発と逸脱と方向付けを可能にしていこう。

小さな子どもの遊びを大事にするとか、主体性の育成を進めるとか、いろいろともっともなことを言うが。それがどのようなプロセスなのかの検討が進められていることが21世紀のあり方だ。そこにたくさんの日本・世界の実践の影響があり、また理論的進展もあった(ポストモダンやアフォーダンスや複雑系や自己生成系やまた実証研究の多様化やロボット研究や)。それは保育という園の中の技術的なことであると同時に、人間の持つ本質的な世界への関わりが幼い時期にこそ如実に出てくるということの発見である。

それは例えば、出会いからのプロセスである。世界は(環境は)多様であり、そこでの関わりのあり方は心身のモザイク的なあり方を反映して、微細で同時に相関的である。そこから何が出るかは分からず、そして次々に取り留めなく生み出される混沌にしばしば入ることになる。そこに、規範と逸脱の一体性から徐々に規範と逸脱の対立的ダイナミズムが生まれる。混沌で作業するとか何かそこに生まれだし次の活動を誘い出し、その活動が予想されない次となっていくからである。

そこに、例えば、物語的見立て的文脈が持ち込まれたり、他の活動とつながれたり、実際の活動の模倣が入った利などして、活動の方向付けが明瞭になっていくだろう。

遊びと称することが、世界と出会い、混沌に巻き込まれ、創発へと付き合っていく過程なのだということの認識こそが21世紀のあり得る乳幼児期の教育を作り出すだろう。