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失敗は二次的な生産性となる。

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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失敗は二次的な生産性となる。

成功か失敗かは後からの結果による。それは選択肢の生き残りによる表彰みたいなものだ。その都度の試みでは何が「正解」となるかは分からないだけでなく、二次的な意味ではすべてが正解的な意味があるのだ。
第一、失敗は揺らぎにより、それがあるから、意味のある創造が可能となる。
第二、袋小路を一つ一つ潰すから、先につながる道を発見できる。科学の仕事の大部分は袋小路を潰すことだ。
第三、袋小路と思われた中に次への創造の芽があることがある。失敗はちょっと条件を変えると成功となるのかもしれないからだ。実際、子どもや素人の間違いの多くは量的判断のミスであり、大きな影響を与えるものと微少な影響とを区別できないことによる(例えば摩擦など重大なこともそうでないことも事柄次第だ)。
第四、パーソナルにはミスの癖を知ることが意味がある。個人的にも組織的にもミスを犯しやすい傾向があり、その条件を分析することが重大な損害を防ぐことになる。いかにしてたくさんの小さな失敗を重大な危害が起こらないところでするかがその点で重要になる。いかにしてその失敗が起きたかの振り返りが重要になるが、それは失敗を起こさないように反省することではなく、失敗が起こりやすい条件を見いだすことである。
第五、成功と失敗を分けるのはしばしば偶然だ。それはたまたま取ったものが袋小路でなかったとか、条件が動いていて、たまたま好条件が揃った時期だったので成功したことは多い。成功が偉く、失敗がダメなのではなく、その条件を探り出すことが次への教訓となる。

こう考えてみると、教室はいくらでも間違えて良いのだとか、失敗を笑ってはいけない、的な励ましはポイントを外している。そうではなく、失敗そのものがプロダクティブな意味があり、その意味を検討することが重要なのである。