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大規模データで少人数学級の効果を検証

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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大規模データで少人数学級の効果を検証

データ分析の結果、少人数学級が学力に与える影響は小さいことがわかった。もう少し具体的に言うと、クラス内の児童数を10人減らすと、学力は偏差値換算で0.5上がるようだ。一方、上で挙げたような非認知能力に対しては、少人数学級はほぼ影響しないことがわかった。

われわれの推計値は、日本のデータを使った他の研究と大差無い。もちろん、大きめに出ているものも、小さめに出ているものもあるが、驚くような差ではない。また、我々のデータについては、分析手法を変えても推計値はあまり動かなかった。研究ごとに推計値が多少ばらつくのは、分析手法の違いというよりは、分析対象(地域・学年・教科)が違うためではないかと考えている。

今回のわれわれの研究を含め、日本のデータを使った研究の多くは、少人数学級は学力に対しても、非認知能力に対しても効果が大きくないことを示している。文科省は、少人数学級が、教員の多忙感の解消につながると主張したが、その点について検証するためのデータが容易には得られないため、本当のところはよく分かっていない。