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読書「英語教育幻想」

-白梅学園大学・無藤隆教授がノートを公開

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※無藤 隆教授が、2018年11月4日日曜日にノートを公開しました。

読書「英語教育幻想」
久保田竜子「英語教育幻想」ちくま新書

著者はカナダのブリティッシュコロンビア大学教授で、応用言語学が専門。
日本の英語教育を巡る誤解を整理し、多くの研究からその実際を答える。

神話1 アメリカ・イギリス英語こそが正統な英語である。実際には多様である。
神話2 ことばはネイティブスピーカーから学ぶのが一番だ。ネイティブでない人の方が外国語の学習で経験豊富でよいときも多い。
神話3 英語のネイティブスピーカーは白人だ。まだまだそういうイメージがある。
神話4 英語を学ぶことは欧米の社会や文化を学ぶことにつながる。英米や日本の文化の美化が多分に背景にある。
神話5 それぞれの国の文化や言語には独特さがある。型どおりの日本文化論がある。
神話6 英語ができれば世界中だれとでも意思疎通できる。英語ができない人も多いし、現地の言葉も重要だ。
神話7 英語力は社会的・経済的成功をもたらす。そういう実証的証拠は乏しい。
神話8 英語学習は幼少期からできるだけ早く始めた方が良い。そういうことはない。母語と外国語の獲得は異なる。学習の量と質(学び方・教え方)と動機付けや個人差が重要だ。
神話9 英語は英語で学んだ方が良い。多くの場合、母語での理解を併用した方が良い。
神話10 英語を学習する目的は英語が使えるようになることだ。教養や趣味の人も多い。