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園内研修のこれまでとこれから

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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園内研修のこれまでとこれから。

園内で保育を見合い、助言し合い話し合うとか、時にそこに外部から助言者が入るといったやり方で園の保育の質のやり方を高めていくやり方を「園内研修」と呼んでいる。その進化の様子をスケッチしてみよう。

前史
1)学習実践モデル。外部の偉い講師の話を聞いて、それを現場に持ち帰り、それを伝えて、一人ないし数名で園の保育を変えていこうとする。
2)省察実践モデル。一人の保育者が自らの実践を克明に振り返り、時に精緻な記録を作り、それを元に自分の至らなさを反省し、改善志向としていく修行的なモデル。
3)見直し実践モデル。保育することそのものの実践に対して保育を見直し検討し改善するのは保育者である限り誰でも気楽にやることであり、さらに保育そのものを同等に重要な一を占めるもう一つの実践である。

見直し実践の進化
1)保育することに対して保育を語ることの意義づけ。そこにも専門性がある。
2)個人の省察から組織としての見直しへ。
3)各種の道具の利用へ(ポストイット、ウェッビング、デジタルカメラなど)。
4)一つの組織を超えた地域での協同化。
5)外部のアドバイザーによる見直しのあり方の専門的改善へ。

見直し実践の内的充実
1)保育を丁寧に見るようになる。
2)保育を捉える視点を導入して見直しに方向付けを与える。例えば、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を用いる。
3)環境のあり方や保育者の関わり方に視野が広がり、それをかなり変えることも行えるのだと思えるようになる。
4)テーマ、焦点、目指すビジョンなどを挙げ、それに向けて見直し改善していく。
5)対話空間が成り立つ。話し合いを対等で話題も多岐にわたり、外で学んだことも自分たちの言葉として組み込んでいく。保育実践することが対話を通して拡大され協同化された実践へと変わっていく。もはや対話は保育と混在し、また保育は対話を通して外の多くの保育とつながる。
6)対話空間の中で多様な意見と多様な手立ての可能性の交換の場となり、保育において感じる面白さや不思議さやもしかしたらという予感などが現れ、保育の連動し流動する中に入り込む。