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保育所保育指針において養護と教育の一体性の上にさらに幼児教育を加えているのはなぜか

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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保育所保育指針において養護と教育の一体性の上にさらに幼児教育を加えているのはなぜか。

以下に示すように、養護と教育と一体性の下での教育とは自発的な活動を積み重ね、様々な学びを積み重ねることを指している。幼児教育についての記載では、資質・能力を育むことを述べている。したがって、資質・能力を育むことは自発的な活動を積み重ね、様々な学びを積み重ねることを通して子どもにおいて育つ力の内実を述べている。教育の中身をより詳しく述べた。それは教育のあり方として、子どもを周りの世界へ連れだし、また未来へと目を向ける働きなのである。
これで分かるように、幼児教育と呼ばれることになろうと、これまでの保育所保育と変わるところが大きくできたわけではない。ただ、保育士が育み、子どもにおいて積み重ねていく学びの内実に目を向けるようにして、その視点をも考慮し、保育所の保育の質を上げていくことを求めているのである。
保育所の保育は子どもの現在に志向しつつ、その現在に子どもの未来を生きようとする姿を組み入れていこうというのである。

保育指針解説書から
2.養護に関する基本的事項、より
乳幼児期の教育においては、こうした安心して自分の思いや力を発揮できる環境の下で、子どもが遊びなど自発的な活動を通して、体験的に様々な学びを積み重ねていくことが重要である。保育士等が、子どもに対する温かな視線や信頼をもって、その育ちゆく姿を見守り、援助することにより、子どもの意欲や主体性は育まれていく。
このように、保育所における日々の保育は、養護を基盤としながら、それと一体的に教育が展開されていく。保育士等には、各時期における子どもの発達の過程や実態に即して、養護に関わるねらい及び内容を踏まえ、保育を行うことが求められる。

4.幼児教育の施設として共有すべき事項、より
保育所においては、保育所の生活の全体を通して、子どもに生きる力の基礎を培うことが求められている。そのため、1の(2)に示す保育の目標を踏まえ、小学校以降の子どもの発達を見通しながら保育活動を展開し、保育所保育において育みたい資質・能力を育むことが大切である。
保育所保育において育みたい資質・能力とは、「知識及び技能の基礎」「思考力、判断力、表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」である。