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「子持ち家庭の飲み会格差」という言葉を目にしましたが、なるほどではあります

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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「子持ち家庭の飲み会格差」という言葉を目にしましたが、なるほどではあります。

そもそも日本の男性の多くが子持ちであろうとなかろうと、働く時間が長いだけでなく、飲み会の類いも多すぎるのではないかとは思いますが。アルコール消費がどのくらい多いかは別として、(外国でもロシアのようにかなり消費が多い国もあるが、それらのアルコール中毒が多い国は一人で飲み場合も多いらしい。日本は人と飲む率も高いが、むろん中毒になると一人でも大量に飲む。)
職場での付き合いの類いが多いようである。さらに、そこにアルコールが伴うことが多い。
でも、どの社会でもそれは男性の側に圧倒的に多い。(だから、タバコの消費の性差と相まって、寿命の性差の大きな要因となるようだ。)
日本の場合に、女性の飲み会の参加は少ない。それは、子ども優先(ないし家事優先)だからであり、その負担が圧倒的に女性にいっているからだ。また、アルコール消費が男性より少ないせいもあり、食べるだけとか昼間でのお茶会というのが多いようだ(昼間のランチやファミレスなどでの女性同士の集まりはよく目にする)。もちろん、女性のアルコール消費も飲み会参加もたぶん少しずつ増えてきているだろう。
専業主婦(短時間パートなどを含む)の割合が多いことも関係する。日本は先進諸国で例外的にそういう層が多い国だ(たぶん韓国も多い)。そういう人は夜は子どもあるいは夫優先であろう。
なお、海外だと私の知る範囲は狭いが、アメリカは夫婦中心での参加であり、イギリスなどは男性同士の付き合いの場があるわけである。男女別の文化と交際圏が国によりどれほど異なるかの調査を見たことがないが(探せばあるかも知れない)、日本は男女別の交際圏が極めて広い国であることは確かだ。
ちなみに、夜の外出は子どもがいる場合、アメリカなど(また今は先進諸国の多くや中流以上の家庭は)ベビーシッターを利用する。そのやり方が日本にはなぜか普及していない。なぜかそれなりの収入のある層もそれを使わない。

ともあれ、この問題は、家庭の中の付き合い、夫婦間の関係の重み、職場の付き合い、さらにそれを超えた付き合い、そして今はSNS等の付き合い、の比重が日本でもどういう割合なのか、それは世代や階層や職業とともに性別にどうなっており、どう変化していくのかということの一端なのである