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保育士養成課程等の見直しについて

-白梅学園大学大学院・特任教授無藤隆先生のFace Book拾い読み

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保育士養成課程等の見直しについて。

厚労省・保育士養成課程等検討会(平成29年12月4日)で、下記の資料が公表されました。
これでおおむね決定され、12月中に厚労省から養成課程について、詳しい物が公表されるようです。なので、まだ細部について変更の余地があります。

保育士養成課程等の見直しについて(検討の整理)概要(案)
1.見直しの背景等
○保育を取り巻く情勢の変化、保育所保育指針の改定等を踏まえ、より実践力のある保育士の養成に向けて、保育士養成課程の見直しについて検討。
(1)保育士養成課程の教科目(名称、教授内容等)
(2)養成課程の見直しに伴う保育士試験の科目(試験科目に対応する養成課程の新科目、出題範囲等)
○平成29年度中に関係省令・告示を改正し、平成31年度より適用予定(保育士試験については、平成32年度より適用予定)
2.見直しの方向性
(1)保育士養成課程の教科目
〈見直しの観点〉 〈見直しの方向性(主なもの)〉
①乳児保育の充実 → 基礎的事項の習得を測るため、演習科目に加え、講義科目を新設
②幼児教育の実践力の向上 → 計画と評価や生活と遊びの援助に関する内容を充実
③「養護」の視点重視 → 養護に関する教科目の内容を再編・充実
④子どもの育ちや家庭支援の充実 → 子ども家庭支援に関する教科目の内容を再編・充実
⑤社会的養護や障害児保育の充実 → 今日的な課題を踏まえた、実践的な支援の内容を充実
⑥資質・専門性の向上 → キャリアパスを見据えた専門性向上の重要性を明示
※各養成施設には、習得すべき内容が過度にならないよう配慮しつつ、教科目全体の体系化し、創意工夫により効果的・効率的な教育実施を期待。
(2)養成課程の見直しに伴う保育士試験の科目
①試験科目の名称変更 「児童家庭福祉」⇒「子ども家庭福祉」
②試験科目に対応する養成課程教科目の変更
「保育原理」、「子ども家庭福祉」、〈社会福祉」、「子どもの保健」、「保育実習理論」等
※各試験科目の出題範囲については、対応する養成課程の教科目の教授内容等の変更内容を踏まえ、見直し。
※幼稚園教諭免許、福祉系国家資格所有者等に対する特定試験科目の免除措置については継続。

保育士養成課程に関する「具体的な見直しの方向性」について(案)
1.乳児(3歳未満児)の保育の充実
○基礎的事項(理念や現状、体制など)の理解を深めた上で、具体的な保育の方法や環境の構成等を学び、保育の実践力を習得させる。
【教科目の新設・教授内容の充実】
「乳児保育(演習2単位)」→「乳児保育Ⅰ」(講義2単位)「乳児保育Ⅱ(演習1単位)
2.幼児教育を行う施設としての保育の実践
○保育の計画から評価・改善に至る過程を習得させる。
【教科目の新設・教授内容の充実】
「保育課程論(講義2単位)」→「保育の計画と評価(講義2単位)」
○「育みたい資質・能力」及び「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を念頭に置き、子どもの生活や遊びが充実するように援助する力を習得させる。
【教科目の新設・教授内容の充実】
「保育の表現技術(演習4単位)」→「保育内容の理解と方法(演習4単位)」
3.「養護」の視点を踏まえた実践力の向上
○子どもの発達、学習の過程や特性に関する内容を体系的に理解させるとともに、子どもと家庭に関して包括的に理解させる。
※関連する教科目(『保育の心理学Ⅰ』、『子どもの保健Ⅰ』や『家庭支援論』の再構成
【教科目の整理・再編】
【保育の心理学Ⅰ(講義2単位)」→「保育の心理学(講義2単位)」
「子ども家庭支援の心理学(講義2単位)
【教授内容・単位数の変更】
「子どもの保健Ⅰ(講義4単位)」→「子どもの保健(講義2単位)」
(※保育における保健的対応に関する基礎事項を習得する教科目として再編)
○子どもの理解とそれに基づく援助について、より実践的な力を習得させる」
【教授内容の充実・教科目名の変更】
「保育の心理学Ⅱ(演習1単位)」→「子どもの理解と援助(演習1単位)」
○保健的観点に基づく保育の環境整備や健康・安全管理の実施体制など、実践的な力を習得させる。
【教授内容の充実・教科目名の変更】
「子どもの保健Ⅱ「演習1単位)」→「子どもの健康と安全(演習1単位)」
4.子どもの育ちや家庭への支援の充実
○子育て家庭への支援に関して総合的な力を養うため、以下に関して、現行の教科目を再編し、体系的に習得させる。
①子ども家庭支援に関する基礎的な事項
(意義、役割や保育士としての基本姿勢、支援の体制・内容など)
②保育士による子育て支援の実践的な事項
(相談援助における基本姿勢や方法論、援助の過程、事例検討など)
【教科目の再編・整理】
「家庭支援論(講義2単位)」 「子ども家庭支援論(講義2単位)
「相談援助(演習1単位)」 →「子育て支援(演習1単位」
「保育相談支援(演習1単位)」 「子ども家庭支援の心理学(講義2単位」
【教科目名の変更】
「児童家庭福祉(講義2単位)」→「子ども家庭福祉(講義2単位)」
5.社会的養護や障害児保育の実践
○子どもとその家庭の理解を踏まえ、理念や制度等の基礎的事項と援助に当たり必要となる実践力を効果的に習得させる。
【教科名・教授内容の変更】
「社会的養護(講義2単位)」→「社会的養護Ⅰ「講義2単位)」
「社会的養護内容(演習1単位)」→「社会的養護Ⅱ(演習1単位)」
○障害児保育に関して、ソーシャル・インクルージョン等の基本的な考え方、対象となる子どもの特性、家庭と連携した援助などの内容をより具体的に理解させる。
【教授内容の充実】 「障害児保育(演習2単位)」
6.保育者としての資質・専門性の向上
○キャリアパスを見据え、より組織的な運営の下で継続して保育者としての専門性の向上を図ること等の重要性を理解させる。
【教授内容の充実】 「保育者論(講義2単位)」